90分の講演の中で、山口先生は何回泣いただろう。一つ一つのお話に魂を込めて語られるため、そのすべてが聞いている私たちの胸を打った。小さい頃、お母さんを亡くされたため、小学校1年生のときの担任の先生が好きで好きでたまらなかったこと。中学生になってプロ野球にあこがれて、野球部に入り、藤井先生というすばらしい先生に会ったこと。若狭高校に入り、初めて見た楕円形のボール、それがラグビーというスポーツであることを知り、わけも分からず入ってしまったこと。練習試合に出て、ボールを取ろうと飛び込もうとしたら、至近距離で相手がボールを蹴り、それが顔面にまともにあたったこと。そのプレーがみんなに認められてうれしくjなって、ラグビーに惚れ込んでいったこと。大学での死ぬほど厳しい練習のこと。素晴らしい先生との出会い。ことばは悪いけど、女たらし、じゃなくて、人間たらしになれよ、人間、生徒や部員をその気にさせるのが指導者じゃないか。何でも考え方ひとつ。辛い境遇でも、「そのおかげで…。」と考えれば気持ちが変わってくる。部員がいることを当たり前と思うな。部員がいるから監督ができるんじゃないか。感謝しろ。先生よ、もっと真剣に生徒のことを考えてやれよ。休んだら連絡とってやれよ。急に不登校になるわけない。少しずつそうなっていく。早い時期に話をしてやれよ。……。

熱く熱く語られて、場内も涙を浮かべながらの講演会。最高でした。



スクールウォーズの山口良治先生の講演会
90分の話にあなたは何度泣きましたか?